[天幕の中に巫女姫と副団長の姿を見とめれば、女は膝をついて首を垂れる。]失礼致します。巫女姫殿下。副団長。お願いがございます。――マッキントッシュ殿の軍勢をどうか私の麾下に。彼には学館でお世話になった縁がありますれば。[言い終えた後にじっと彼らを見上げる顔には彼の遺志を無駄にすまいという決意が浮かんでいた。*]