人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


純血種 アプサラス

[ジークムントの愛称を呼んだ事へ指摘を受ければ、そろりと口元を手で押さえ>>98]

 ……あ、ごめんなさい…

 そう仰って下さるなら、いいのだけど…


[――取り繕ってきたものが、ここまで脆くなるとは思っていなかった。
何時もの自分なら言わないことばかり、この唇は零し続けている。
息子に刃を向けられようと、幾らでも笑える自信はあった。事実そうしてきたし、彼に何かあった時の自分も、想像はしていた。
まさか、こんなに動揺するとは思わなかったのに。
思いもかけなかった再会が、すぐそこにある事も、惑う心を揺らがせるばかりで。
妬かれると窘められれば、目を丸く見開いて]

 ……え?
 どうしてギィ様が…ああ、私に対してなら妬きそうね。
 この子が妬く訳ないでしょう、そんなこと。
 もし妬く人が、いるなら――……

(102) 2014/02/21(Fri) 02:33:19

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