― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―航路の邪魔となれば排除するしかないでしょう。ただ、あの位置では、攻撃も気をつけねば、ユウレンの旗艦に当たりかねませんね。[ 大火力の大砲や、精霊術は使えないだろう、と、予測を口にして、考えを巡らせて居る様子の、アデルの顔を見やる。>>94 ]恐らく、あちらの動きを待って援護を、と...?[ この船団の司令官である彼女の兄もそう考えるだろうと、言いかけた時、巨大烏賊がふいに暴れ出す。>>99 ]