飴?飴ならあるよ。 『とっても“おいしい”の』[少年は懐から赤い包み紙を一粒取り出して、ディークへと投げた。ちなみに飴はひたすらに辛く、口の中が真っ赤になる仕様だ] 『あら。ディークにはこっちがいいんじゃない?』え。そうかいローズマリー?[今度は少女が青い包み紙を一粒、投げた。こちらの飴はひたすらに甘く、まるで贈られた当人の態度のようなダダ甘砂糖味だ]