だからそれは中学生の頃だって!今は、そういうのもちょっと楽しいかもって思ってきたし、ちゃんと予習だってしてるんだからな。[そういうとしおりとは別に、市販のガイドブックもバッグから取り出して真理の前にひろげ]だから、任せろって。ちゃんと案内する。[実際に出来るかはともかく、そう断言した。自分から言い出そうとしていたことを、真理に先に言われてしまって悔しくもあるのだが、こうして案内役になれるのは嬉しかった。真理と一緒に、京都の街を巡る。それはしっかりと旅の目的になっていたのだから]