人狼物語−薔薇の下国

238 奪還試験


神秘学者 アデル

いや……半起動状態で休眠している……と、見るべきか。

[室内の魔力の循環を確かめ、小さな声で呟く]

ぼくたちが訪れるまで、遺跡の入り口は厳重に閉ざされていた……休眠状態のままで封印されていた、という所ですかね。
それなら、ガーディアンの類が出てこないのも頷ける……か。

[入口の封に絶対的な自信があるならば、収めた機構を傷つけるような要素は廃する、というのは理に適っている]

まあ、いずれにしても、調査をする上では助かります。
レトさんは、周囲の警戒をお願いしますね。
……あ、門にはあまり、近づかないようにしてください。
どんな影響が出るか、わかりませんから。

[レトにこう声をかけた後、返事も聞かずにずっと抱えていた書を開く。
重々しい革張りのそれは魔法を使う際の媒介であり、自らの得た知識を記し、記録するための魔導具アーティファクトでもあった]

(102) 2014/08/16(Sat) 20:49:19

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