………もう、[ディークにこの先を問わせるのは酷かと、自分から言葉を促す。恐らくはもう、フレデリカは。] 無理、……だということか。そうなんだな。 そうでなければ、絶対に生きて戻るって、歯ァふんじばってお前ら引っ張って戻るはずだ。あいつなら。[今際の際になければ、こんなものを残したり、最期の言葉など伝えさせたり、しない―――]