パン屋 オットー

ーー昨日：レジーナの宿ーー
[感謝の視線というのには気付いていたけれど>>2:567、それに何かを返すことはない。
それだけ信頼されているのは、日頃の行いの賜物と言ったところか。]


　　……そう。あまり無理はしないでね。


[気遣いがないほど、本音を漏らすほど、信頼の笑顔を向けられるほど>>568。
信頼されているのはまだ少し痛むけれど、喜ばしいこと。
それが今は都合がいいから。日常と同じように接させてもらう。

何も返せない。些細な願いすら叶えることもできない。
日頃の行いを後悔する気持ちはないけれど。
それでもそれは、僕の心を蝕む、壊す、毒になる。]