[幾許か時が経った頃か。 頬杖をつき、瓦礫の向こうを見る視線の先に。 その姿>>96が現れたのを見て、魔王はにやりと笑んだ] 待ちくたびれておったわ。[実際には魔王軍にとっても、休息に充てられた時間。 しかしそれはおくびにも出さぬまま魔王は言い] そうか。[決着をつけに来た、の言に首肯をひとつ。 未だ剣が抜かれぬのは見えたが、それは配慮の外に置いたまま]