[カスパル>>92が屋台の菓子を広げ、休息の場が見た目にも華やかになる。
こうした場でさっと菓子を振る舞える辺りもさすがだなーと密かに感嘆するが、それはさておき]
[その間に、玄武神は水鏡越しに天への報告をしているようだった。
詳しい会話まではわからぬが、その後に響くのは、無事を願う言の葉乗せた柔らかな歌声]
きれーな声……。
[心までも癒されるとはこういうものなのかと、歌声に耳を傾け思う。
呟く声が常に比べ随分と控えめなのも、響く声を邪魔せぬようにという少年なりの配慮で。
今は静かに、回復のための時を過ごす]