私はレグザ様のようには、 …全くと、人望がございませんから。[「それでも、ありがとうございます」、と、述べられた称賛の言葉には笑みを深めて返した。>>1:281お互いに宮中の者であるのは間違ってはいないのだが、俺にとっては違っていたのだ。(王や王子の臣下にはないからこそ。)だからこそ、あのような忠告の仕方であったのだ。ただ、去り際残した言葉が、彼に衝撃を与えたとも知らず、羽撃きの音を引き連れれば部屋を辞した。>>284]*