[奇しくも同じようなことをクレメンスに告げ、サロンを出て行こうとする男の姿が見えた。>>94
早い間にサロンに到着していた――先程の打ち合せに参加していた学者だろうか。
資料を見れば名が記載されていたはず。確かロー・シェンだったか。]
サロンを出るのか?
多少落ち着いたとはいえ、船内は未だ混沌としている。
俺も出る用事があるから、途中まで護衛がてら一緒に行くか?
[学者先生の身に何かあれば給料に響くぞ、と脅されている身。
実際護衛と言っても、己は決して戦い慣れている訳では無いのだが。
先生よりは動けるだろう、という推測。
医務室の掃除が未だなら医務室に、既に済んでいるならば一旦管理部に報告に戻ろうと。*]