>>94
そうではない。
「あれ」を形式的な物と捉えるでなく、きちんと了解してくれているのだなと、感心したのだ。
君の普段は知らないがふざけた男と思って言ったわけではない。
[至って真面目に応対していたが、続く「行けない所があると困る」には、ふふっと笑った]
それはそうだな。いや、至極真っ当。
強い思いがあるのだな。その「場所」に。
[言うとしばらく考え込んでいたが、やがて口を開く]
…禁止区間は。
矢鱈滅多意地悪な気持ちで、禁止されているのではない。一歩進んで崩壊という事になれば死ぬのだ。
君達はどうなってもいいので、などとと思うのかもしれないがね。私は人が死ぬのは好まない。だから禁止と言う。
もしも…行きたいという場所の目星が付いたら、そして差支えのない事ならまず我々の誰かに言ってみてはくれないだろうか。
禁止区間の中でもレベルを伝える事はしよう。それから考えるのでは遅いのか?