― 散策中 ―
[珍しい、との言葉>>96には、そうだな、と短く返すのみにして。
続けられる言葉はそれぞれ聞くに留めることにする。
ただ一つ、籠の外>>97、と紡がれる声には、グレートヒェンも聞いたのだと言う推測を立てた]
── 一人だけ、面白がりそうな奴は居るが…。
自分達の意図しないものが働いているとするなら、慌てるかも知れないな。
[それは推測の域を出ないが、鳥篭の中に留め置こうとするのと逆の事象を起こそうとする者が居るのなら、それを防ごうとするのではないか。
それは容易に考えられることのはずだ]
聞いたのか、その言葉を。
[語尾こそ問いの形を取らなかったが、疑問を含めた声をグレートヒェンへと投げかける]