― 回想:公国軍前進拠点会議室 ―[厄介な兵器もあるものだと眉間に皺寄せて耳を傾けていたが。ベリアンが視線で問うのには、同じように緋を向ける。>>6:118] 人は変わるものだ。 いくら知己とはいえ、思い出だけで判断は出来ないし、前線で見かけたのは短い間だけだから、信憑性についても保証できないが。 あの人に関しては……過去の印象とそう大きくかけ離れた印象は受けてない。[フレデリカやカサンドラに銃を向けながらも引金引けず、他の可能性を模索しているかのような姿を評して。]