>>96シュテラんー?なんでこんな体勢にしたかやって?そりゃあもっと――、シュテラの顔が見える様に、な。[まるで赤ずきんの物語に出てくる狼の如き返答を返して。膝上に抱きかかえたシュテラへと、覆い被さるように唇を重ねた]――っ、ん…――っ…[半べそをかきながらも、何処か弱い少女の抵抗。その気持ちに応えるように、軽く噛み潰した甘酸っぱい苺の粒を、ゆっくりと、口移していく。互いの鼓動と、息遣いだけが間近で聞こえる中、シュテラの歯の隙間へと、舌を使って押し入れると――