人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


読書家 レト

 ― 酒宴の後、記憶には残らぬ夢の ―

[指よりも浅く、広い範囲を撫でるざらついた舌。
緩やかな熱に琥珀は濡れ、声を堪えようと腹がひきつるように揺れた]

 怖くない 何も……怖くはない

[細い指を時折締め付けながら
否定しながらも、胸に痞えた嘆きの固まりが少しずつ解けていくのを感じた。
怖いのは、この優しい声だ。
優しい手に、笑顔に――]

(100) 2013/10/10(Thu) 22:33:29 (茄子)

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby