[ 息を飲み、正眼で角越しにシュタインメッツ中尉と相対します。彼がひきつける、即ち彼自身も足止めせざるを得ないという事。上官と技官を引き換えに差し出したつもりでしょうが ]それは、貴方方も盾を自ら落としたのと同じ事です。[ 走りながら構えるなんて訓練は受けていません。故に、動かぬ構えで隙を伺います。……先に弾が尽きた方が命《タマ》尽きる時 ]