[雷龍は応えるよう一度瞬いてから、その長い身体で地を這う事数瞬、雷気が高まるのを見計らい、雷撃を放った。放たれた雷撃はまた手応え無く四散するもだが、霧は一瞬晴れた。]其処か![晴れた先に居た複数の使い魔の群れ。それ目がけて男は直ぐさま走り込むと、そこに居た使い魔を切り伏せた。全てを切り捨てる事は出来なかったものの、随分と数を減らした感覚はあった。]