[毒イモリの暴れっぷりに呵々大笑していたベルガマスコが、クレステッドに気づいて振り返る。大技の召喚魔法を使った後で疲弊しているはずだったが、ベルガマスコは触媒を取り出して魔法を発動させた。黒い霧が行手に渦巻く。進入すると同時に、視界が暗くなって身体が押さえつけられたように重くなった。息苦しく、感覚が鈍麻してゆく。]