[食事を終えると、ととと、小走りになりながらも片づけを手伝い、一息つく。情報過多の頭をふらふらさせながら広間を出た。――テーブルにノートを忘れたことに気づかないままに。] ……。[見覚えのある通路を通り、人気のないタイミングを見計らって、再びそっと中庭へ出る。別に禁止されている場所ではないが、それを知らないため、心臓がドキドキ跳ねた。]