― 宿のレストラン ―
[…は徐々に賑やかになってきたレストランでにこにこと談笑している]
あの吊り橋が落ちるだなんて吃驚したけれど、ルートヴィヒさんの頼もしい姿やディークさんの陽気さにホッとしたわ。そうよね暗くなっていても仕方がないわ、行方不明の人の事も橋の事も今考えても何にもならない、せめて朝になれば出来ることも増えるわね!よーし、私もワインいただきます
>>96カレル!
良かった、やっと帰ってきた…どうしたの?
[見たことの無い表情をした彼に、何故か不安と恐怖を覚えた。彼の口から紡がれる自分への想いに固まってしまった]
あっ、待って!言葉にしてもらってやっと気付いた
私も貴方の事が世界で一番大好きよ
…私は自分があまり好きではないの、口では前向きなことを言って明るく居ようと努めてみたりしているけれど…やっぱり薄っぺらい。そんな私にとって貴方の笑顔は言葉は太陽のように眩しくて。そんな貴方からの好意は、怖くて嬉しくて…でもね!
[立ち去ろうとするカレルの腕を掴まえて離さない、…の声も腕も震えている。他者に自分の気持ちを伝える恐怖とそれを上回る喜びに]
誰かに好きって言ってもらえて初めて自分の事も本当に好きになれるのかもしれない、ね。ありがとう
まだ、死にたくないなあ