人狼物語−薔薇の下国

496 天穹迷花


武官 ウルズ

―東方・森林―

[東側に広がるのは鬱蒼と生い茂る森。
人の手は入っていないように見えるその中は、木の気が色濃い。
生命力に満ちた草木が、大地にしっかりと根を生やしていた。

結界に覆われた今は、只の鳥獣は眠りについているのだろう。
生き物の鳴き声などは聞こえてこない。
地面と草葉を踏みしめる音だけが辺りに響き渡り。]

うーん。
やっぱり、木の気が強いですねぇ。

[少しばかり圧倒されながらも、そんな言葉を零して。

ふと、微かに木の葉の擦れる音がして、女は周囲に目を走らせる。
それは風によるものか、それとも。**]

(100) 2018/02/01(Thu) 00:55:51

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