[天の光を浴びて、天の子は両手を高く高く差し伸べる。光を求めて伸ばされた手は、そのまま祈りの形となり、地に跪いて、あたたかなひかりを呼び求める祈りを口にした。信仰深き人々はそれに倣い、首を深く垂れて祈りを唱える。それほどでもない者達も、翼舞う荘厳なる景色に目を奪われていた。 人々の意識が向かわぬ地の面から、 清らかにして力強い意思が届く。 息を吞み、吐いて、声のある方へと顔を向けた。]