人狼物語−薔薇の下国

554 虹竜彩菓 ― 騎竜師学校祭典中 ―


精霊師 バルタザール

― 精霊師として ―

[妹の付き添いでという形で入学したというものの、バルタザールにも問題はないわけではなかった。
それは当人の性格とは別種のことで、最古の言語《にくたいげんご》を操ることで使用する精霊というのは、ちょっと…ほとんど…いや、まったく…周りにいなかったのだ。
その件については将来入学を果たした先でも周り>>84に驚かれてしまったりする点からみても解消されることはなかったがそれはそれ。

入学前、当人は気にせずに鍛錬に励み相応の成長をみせていたので大きな問題ではなかったが、それでも一応一度勉学にいってこい。という思惑という名の丸投げが込められてもいたのだ。

そんな事情とはバルタザール当人も露知らずに入学を果たし、見事丸投げ先とされたヒッツェシュライアー教官>>86の苦悩したことだろうが、この頃のバルタザールは気づくことはできなかった。それは自身に伸び悩みを感じていたからだ。

強さ、速さは鍛え上げられる。
だが細かい制御が伸び悩み、応用がきかなさは改善できる目途もたっていなかったからだ]

(100) 2021/12/04(Sat) 22:30:02

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