[肩書に元って書いてあるけど今は何かって?
そんなの気にしないで欲しい。
今はただただ銀世界を堪能しにきただけの一般人なのだから。]
もう此処から動ける気がしない…
[お客様、こちらがレクリエーションルームになります…と案内され一際気に入ったこの部屋の一角の小上がりに設置したこたつに居座ってどれくらいになろうか。
ぬっくぬくのこたつの上には温かいお茶とみかん。
大きな窓の外には、一面に広がる雪景色。]
あー、いいわぁ、すごくいい…
[こたつテーブルに顎をのせて、大変締まりのない顔でつぶやいた。]