人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


伯爵家・次男 フェリクス

[咥内に流れ込んでくる親友の血液を嚥下する。
いつもは甘露に酔いしれるのに、それは酷く苦く感じて。
それでも手加減をせずに血を啜るのは、それがルージュとして戦った彼への礼儀だと思うからだ。]

……。
おやすみ、オズワルド。

……出来たらお前と戦いたくなかった。

[そして気を失ったままのソマリを自分の膝の上に寝かせながら、血液を失ったオズワルドの意識が遠のくのを見守っていた。*]

(99) 2013/10/10(Thu) 22:29:11 (蒼生)

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