― 中央平原 ―
[突進に即座に対応する弓騎兵>>93たち。
矢で迎え撃つ部隊に対して犠牲もいとわずの突撃である。
後方へと射撃しようとしていた後列の部隊は当てが外れるとさっさと弓を撃つ敵へと射撃を切り替えまばらな射撃を一射。そして武器を取る。
隊をわけて数回にわかれ波状突撃
弓騎兵として欲張らない。というよりも、単純にもう矢がないという内情もあった。
迎え撃つという気迫の敵に対して、突きいれ、あるいは短槍を投げつけては、さほど撃ちあうことなく自陣後方へと引っ込むように抜けていくだろう。
それでも、隊を分けての突撃へと変えるのは、自分たちの大将のための時を稼ぐためであった]