――無論である。[人の身へ変じ、傅くタイガへ、魔王は短く答えた] 我が覇道の歩みはまだ止まってはおらぬ。 ならば我輩には、まだ"強く"なれる先があるということ。[それは、己が身の纏う強さ、だけでなく] その"力"、試さずに終えることなど出来ようか。