[>>70機械室に赴けば、特務中尉が出てきたか。]
――身体は壊さないように。
[現在の状況や、立場から言えば根を詰めそうな彼に一応そう言いながら、差し入れを手渡すと男は副長らの邪魔をしないよう壁際に控えていた。
本職である技術少佐や特務中尉はともかく、二人の大尉は機械の扱いは得意なのだろうかとは思ったが、自分が入っても簡単な作業しか出来ないだろうと思う。
取り敢えず、自分は与えられた業務に臨むとしよう。
こちらの指揮系統を乱す為に副長が狙われる可能性は高い。いざとなれば…。
そう思いながら、装備している武器を意識した。**]