人狼物語−薔薇の下国

176 ねぼすけ狼とうさぎさんの黒い森


流民 ロー・シェン

[文句も言わず、抵抗もせず。
膝を抱えて丸くなるマレンマに、そっと毛布をかけた。

 『どこにいようと
  誰といようと

 ……きっと、いつか一人になるんだよ』

それは未来を示唆する言葉なのか、
マレンマの希望だったのか、或いは畏怖だったのか。

わからない。
わからないけれど、今ここに在る温もりが
何を求めているのか…酷く、不安だった]

[だから、その背を胸元へと引き寄せて
背後から、きつく抱き締める。
鼻先へうなじで触れ、彼の温もりを、香りを
焼き付けるように確かめながら、瞼を*閉ざす*]

(99) 2014/04/17(Thu) 01:06:51

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