吸血鬼という種族に憎まれ、人間という種族に怖れられる。
それが狭い世界だと言うのなら、きっとそうなのでしょう。
だからといって、貴方に指摘される筋合いはありません。
[彼の家の文献>>82に記された内容と一致する証言は、嫌悪と共に吐き捨てられた。]
貴方の攻撃は、吸血鬼にダメージを与えるどころか、仲間を危険に晒しました。
自身を"持つ者"と称し、それなのに仲間の命を顧みない行動が気に入らないのです。
[深い地下に落ちる瞬間、彼の仲間に自身の身を守る術があったとでも言うのだろうか。
扉の穴から見ていた限り、捕えられた少年>>2:214が自分の身を犠牲にして救ったように見えた。
彼らの関係を知らない。彼らの覚悟を知らない。仲間を知らない。
故にこれは、無知で自分勝手な己の八つ当たりでしかなかった。
それを自覚しながらも止めることはせず、怒りにまかせて踊る焔の蛇がクレステッドに向かって放たれる。]