――昨晩:自室―
…生きている狼じゃなく、亡くなった狼なら、いたな…。
何だか普通の狼と、少し違う気がしたけど…
[森の中、狼らしき遺体>>65>>67を見つけたものの。
誰かに何かを言われたなら、それが新緑の村の人狼である
可能性と結びつくかもしれないが。母と自分以外の人狼を
見たことがないので、今は、変わっていたな、と感じるのみ。
パメラを襲った狼であれば、安心なのだけれど…と思いつつ]
(……レジーナさん、“おまじない”ありがとう。)
( おやすみなさい、ルゥ兄…)
[ベッドサイドテーブルの上、大切にハンカチの上に置いた、
レジーナの“おまじない”の残り片方、薄赤い輝きを、
微かに切なげに、けれど微笑むような朱金で見つめながら。
月色の獣は、乾きふんわりしてきた しっぽの毛並みに頬を埋めて
うとうとと、浅い微睡の夢に眸を閉じた*]