[口々に向けられる声>>93>>94にも頷いて見せた。
ディルドレからは前にも同じようなことを言われた記憶がある。
あの時は本当に熱があり、無理を押して仕事に出た時だった。
雑貨屋に必要な物を取りに行った時に見抜かれ、母に叱られベッドに放り込まれたのだったか]
うん、立て、る。
[オットーに肩を借りて>>96広間を出、ゆっくりと階段を上っていく]
…ごめん、オットー。
全部、食べ、切れな、かった。
[不意に零すのは、折角用意してくれた朝食を残してしまったことの謝罪。
申し訳なさが頭を擡げ、言葉を途切れさせながら紡いだ]
部屋、は、上がって、直ぐ。
[問いかけ>>97に答え、扉を開いてもらい、中にまで付き添ってもらう。
寝台へと腰を下ろすと、深く、長く息を吐いた]