―少し前―
[>>81の一変した様子に女主人は心の中で微笑ましく思う
こういった場所どころか。草原の民たる彼女は村でさえも珍しいのだろう]
ええ。馬の世話もローゼンハイムに頼んで置くわ。
好きに寛いでね。
[大切な馬だろう。唯一の人間の使用人に命じて置くことにした]
(……あら)
[ひとりの鴉が>>83の来訪を告げる。
行き違いだったようだ。どうしようかと思案した。
こっそりと後をつけてきているつもりらしい――この館では女主人相手には無謀であったが――女と見紛うような子はどうしたのかしら、と小さく笑う>>85
一拍の後。女主人は大広間のソファで寛ぐことにしたのだった*]