人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


雷華の僕 ルートヴィヒ

 なるほど、あれが。

[雪、と呼ばれるもの。
知識としてはあったものの、未だ実物を目にしたことの無かった男は、その白をしっかりと視界に収める。
それから戻した視線で、否の答えを返した。]
 
 …申し訳ありませんが、私のおりました地では、
 雪は見ることが叶いませんでした。

[ですから、人違いでございましょう、と。
問われたことにはっきりと言葉を返す。

先ほど投げられた問いと、声の主が異なることには気づいていた。
しかし、その声が、己を呼び寄せた者であるとは、未だ思い至らぬまま。

意識を失い、目が覚めたら見知らぬ地にいるという異常事態には、まるで動じぬ素振りで、淡々と、言葉のみを返す。*]

(99) 2015/10/02(Fri) 00:25:22

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