[そうして歩む道の先、ふたつの人影と遭遇する>>81>>97。銀髪の白うさぎの持つバスケットから伝う芳しい菓子の香りにくう、と声より先に腹の音が鳴る。けれど、ここで立ち話などしている時間は無いのだ。一雨きそうな空模様の上、自分は誰よりも先にローゼン邸に到着し花を生けねばならない。そう、(成り行き上)ローゼンと約束していたような気がした] ――…濡れる。[雨が降って来るぞ、との意。天空を視線で示し、二人と共にか、或いは先にローゼン邸へと向かった]