[ヴァルターとの会話中顔を出したヤコブに、少し唇を尖らせて答える。]そーだよ!僕はヤコブとずっと一緒にいるって言ったじゃないか。[それを告げたのはいつどこでだったかを思い出そうとした途端。頭の中の霧が濃くなったような気がして、思わず顔をしかめる。けれどもすぐにヤコブが林檎の皮を剥く腕前に気を取られた。]林檎剥いてくれてありがとう。とても嬉しいよ。やっぱりヤコブは器用だなあ。