そうだよ、シモン兄さん! おれがヤコブだ。[無事思い出してくれたシモンに、嬉しそうな笑顔を向けた。兄弟がいなかったから、年上のシモンに面倒を見てもらった恩はしっかり覚えている。][でかくなったなとしみじみするシモンに頷いた。]