貴女と共に皆の様子を見守るのではなく、私自身が動く事で貴女に何か伝えられたらと思いました。無論未熟な人間ですから出来る事には限りが有りますが。
ですから、励みになったと言う言葉が凄く嬉しかったんです。
貴女の為に頑張った甲斐が有りました――なんてね。
[ふふ、と照れ隠しの様に笑うと、彼女の手に自分の手を重ね、其の手を彼女の頬へ促す]
無理は、為さらなくて良い。
胸の痛みに嘘を吐く必要は無い。私はそう考えています。
そして辛い時は―誰かに頼っても良いと、思うのです。
[彼女を見遣る。其処にはどの様な表情が浮かんでいるだろうか]