[公弟の身を案じ、自らのことは顧みないジークムントは多くを語らず。ヴィンセントもまた無理強いすることはしない。「己の牙で血を啜る事を覚えてしまった」については、倒した使徒の血を啜ったのだろうと推察した。それにしては、ジークムントの血は同族喰らいに近い味がしたけれど。] 傷つけるのが怖いならば、眷属にしてしまえばいい。 どのみち──放っておけば100年もしないうちに皆、死んでしまう。 あなたはその孤独とどう戦う?[囁く声は眠りに間に合ったかどうか。]