人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


ゼファー軍 将軍 バルタザール

― 開戦 ―

[ ゼファーの兵士は、常に決死の覚悟で戦に臨む。そうでなければ、倍する以上の敵と互角に戦うことなどできるはずもないからだ。

けれど、彼らとて死にたいわけではない。生きるために命を捨てる、その覚悟を持て、と、幼い頃から教えられ、育てられた結実が、男の目の前の軍勢だった。 ]

我らは生来の戦士である!
戦神は、我らが剣と槍に宿っている!
戦場が我らの日常だ。進め!

[ クレメンスの合図に従って無言で立ち上がり、前を示して腕を伸ばした「元首」の動きに合わせ、男が号令を発すると、全軍が前進を始める。

号令までの流れの自然さの「不自然さ」については、深く考える兵もいなかった。* ]

(98) 2019/11/12(Tue) 01:32:57

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