[再会できたら返さなければ…と考えていた鏃を、
持っていてくれと頼まれれば>>4:174、遠慮しつつも、
『ありがとう、ずっと持っていたから、ないとさびしくて。
わたしが持っていてもいいなら、嬉しいわ。』と頷いた。]
――…“お守り”を、受け取ってくれて、ありがとう。
[おまじないのような、中指にくちづける仕草。
どういう意味かと、問われなかったところを見れば、
彼はル・ウルタールの“右手の言葉”>>3:297を知るのだろう。
理解しながらも浮かべてくれた笑み>>4:175に、
ごめんなさい、ありがとう…と、ほっと微笑んだ。]