[>>4:581 別の夢、と口にしても。他人事のように、苦く笑うばかりだった。彼にはそれが叶うように思えた。自分には――……。……だからこそ、それ以上は言えなくなる。まじないのように、前向きな言葉を呟く。せめて、言葉だけでも。希に似たものを。 ――…思えばこれも、らしくない事では、あった]