[ "おじさん"が目を覚ましたのはさて、いつだったか。
女性にモテるね、おじさん。
と、からかいたくなるけれど非常時なので我慢した。
代わりに嫌味を投げたから薄味になったのかもしれない。 ]
へぇ…怖い宗教を信じてるんだね、おじさんは
もしかして、海に深い思い入れがあったりするのかな?
[ 彼の言う"宗教">>94には、
一つだけ、心当たるものがあって。
ロー・シェンの故郷では冒涜的とされる名前に似た
ル・リエーという名の星の中のとある島に伝わる宗教。
そこでは学者がひどく嫌われていて、>>1:12
研究が進まないと知り合いの学者が零していた気がする。
…彼の学者嫌いはもしかしたらそれ所以か、>>0:65
それとも…個人的にこの学者が嫌いなだけかもしれないが。 ]
[ 黙り込んだ彼の胸中を知ることはできないから、
"おじさん"が話し出すまで暫く学者も沈黙した。 ]