[やがて、ミリアムの渾身の一撃に貫かれた『混沌の王』の姿は消え果て、静寂が世界樹の上に降りる>>95]やった…!うん、やったね![吹き抜ける風が、完全に混沌の気配が去ったのを報せると、徹に頷き返すようにして>>96ウェルシュは歓声を上げ]メル兄さん![ミリアムに向かって駆け出すトオルの背を見送って、振り返った]やったよ!ボク達みんなで![満面の笑顔で、そう告げたのは、地の底で戦う星司達も、決して負ける筈がない、と信じていたから*]