[嘘だろ、と同時にやはりな、と言う言葉が脳裏を過る。
そう、やはりな、なのだ。あの時確かに警鐘が鳴っていたじゃないか!]
何やってんだよ…本当に………俺は………
[確認した所、彼は村外れの共同墓地に眠っているという。
会いに行こう、と思った。手土産に彼に似合いそうな服を持って。
夏祭りの光景を思い出す。
活気があり、明るく、それが空々しくもあり、どことなく非現実的なーー
あの日の事を彼は夢見ているだろうか。そうであって欲しい、と思う。
それから、
もしまた彼女に会えたら、今度こそちゃんと話をしよう。
...は目の前の書類を手際良く纏めると足早に自室を出た。*]