[両翼での戦いでみせる義勇兵らの動きは見事だった。>>80複数で連携し、技量の差を埋めんとしてくる。彼らが今の3倍いれば、軽歩兵も動きを完全に押さえこまれていたかもしれない。だが軽歩兵もまた、厳しい訓練の日々を文字通り生き抜いてきたゼファーの戦士だ。これ以上は本隊に近づけまじと、気焔を吐く。一方の本隊は徐々に消火を進めつつあった。マントを振るって地面の炎を叩き消し、仲間に付着した火を払い落とす。泥地でべったりとマントを濡らしていたものが多かったのも幸いした。]