人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


騎士団 隊長 フィオン

――…一度会いに行けばよかったな。

[シュビトの気風に女は染まり切らなかった。
生徒とも幾分か言葉を交わすようになりはしたが、盾仲間程の関係とはなり得なかった。

2年という期間が終われば騎士団に戻ると決めていたから、彼らと無意識に距離を置いていたのだろう。
けれど離れる決心が鈍るものが出来るのが怖くて。

――ぽかりと胸に穴が開いたようだ。
目の奥が熱くなるのを拳を握り締める事で耐える。

どうやら己は思っている以上に彼らを慕っていたらしい。]

(98) 2015/03/12(Thu) 23:25:17

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