[剣に再度、陽気を宿し。細めた瞳が見据えるのは、先に陰気の強い揺らぎを感じた辺り]潜んだまま、出る気はない、か。……それならば。[多少強引にでも、引き上げるのみ、と。そう、思い定めたならば、後の動きに迷いは生じない。呼吸整えた朱雀は水面を見据え、そして]